カイケンコーポレーション

MENU

【はじめのSAiN】

自然世界の四元素といわれる
「空気・土・火・水」のこと

Vol.2

 生まれたばかりの地球は、熱くどろどろしたマグマでした。

 長い年月をかけてマグマはだんだん冷やされて岩石になり、太陽光や雨風で風化して砂に変わっていきます。

 砂は鉱物で構成されていますが、砂にバクテリアやコケ類などが付き、さらに枯れた植物や死んだ生物の分解作用で有機物と腐植物がたまっていきます。

 その後、水や空気などの作用で鉱物と有機物の複雑な混合物が生まれます。
 「土」の誕生です。

 中国黄河流域の黄色い土、アフリカの大地を覆う赤い土など、土の色は成分で変わり、泥炭土、ポドゾル、永久凍土、砂漠土、強風化赤黄色土、黒ボク土など、地球は12種類の土から成り立っているといわれています。

 土は洪水を防ぎ、水をろ過し、植物の養分となり、食物を育んでくれます。

 「風土」という言葉があるように、私たちの土地柄や文化に深く根ざしている、土。
 その手ざわりを、忘れないようにしておきたいですね。