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はじめのサイン

花鳥風月

花鳥風月

夏に咲く花のひとつに「蓮」があります。


青々とした葉の隙間を縫って、池の水面からするりと伸びた茎の先で、紅、白、黄色の美しい花が開きます。
泥の中に生きる蓮の根が、ご存知の蓮根。
花言葉は「清らかな心」「神聖」「救済」などで、「極楽浄土に咲く花」とも言われます。


室町時代の能役者、世阿弥(ぜあみ)が残した能楽書で、日本の代表的な芸術論とも言われる『風姿花伝』に、「秘すれば花なり 秘せずば花なるべからず」という一文があります。
ここでいう「花」とは、世阿弥が探求した「美学」のことをあらわしているそうです。


早朝に咲きはじめて昼には閉じてしまい、わずか3〜4日で散ってしまう蓮の花。
その神秘的な儚さは、えも言われぬ「美学」なのかもしれませんね。

蓮の花