カイケンコーポレーション

MENU

Special Feature 2023 SPRING

OPEN HEART 沖縄篇 Vol.1

こころひらける暮らし
沖縄県名護市 S様

自然の命が生きている素材の家でお暮らしだからでしょうか、空気がうまい家にお住まいの方々にお会いすると、心を開いていろいろな物事や考えを受け入れ、お互いを尊重して共存していこうという「OPEN HEART」なみなさんが多いように感じられます。
とくに自然素材をひとつの生命体のように扱い、対話しながら暮らされている方々のお住まいは、素材がとても美しいのです。
そんなみなさま方をご紹介したくて、沖縄に出かけてお話を聞いてきました。
今回から数回にわたりお届けします。

コンクリートの住まいを自然素材で
リフォームするはずが・・・

 沖縄県名護市に2022年1月に誕生した空気がうまい家にお住まいのS様ご夫妻。
 お子様は独立されて県外で暮らされていて、今後ご主人のお父様と3人暮らしのご予定です。
 コンクリート造りの借家にお住まいだったご夫妻が家を持つことにされたきっかけは、お父様との同居でした。
 当初はマンションや建売りなどを考えられており、「新築戸建て」という選択肢は、ほとんどなかったそうです。
 いろいろな検討の結果、お住まいになっていた借家を買取り、リフォームして持ち家にされる予定でした。
 それまでのコンクリートのお住まいは、部屋の中も外と同じぐらいの湿気があり、梅雨時はタイル貼りのトイレの床が濡れてしまうほど湿気がひどく、しかも冬は冷えてしまう、奥様いわく仮死状態のような住環境だったそうで、ご夫妻には「自然素材を使いたい」という強い思いがありました。

 縁とは不思議なもので、たまたま奥様のお知り合いの整体師さんが、ご自身の整体サロンを音響熟成木材と幻の漆喰でリフォームされていらっしゃいました(※この整体師さんのお話は、次回以降でご紹介する予定です)。
 S様ご夫妻はその体験談を直接お聞きになって、居心地の良さも肌で感じていらっしゃったのです。

 「整体サロンの素晴らしい空間を実際に見て、いろいろ話を聞いていたんですね。だから、前のお家をリフォームして住もうと思っていたんですよ。音響熟成木材でリフォームできる!と、うきうきしていました。うちにも希望の光が差した!と思って(奥様)」。

 しかし、諸事情で借家の買取りができなくなってしまいます。
 再度、検討を余儀なくされたS様ご夫妻でしたが、最終的に借家の家主さんが所有する土地を買って、そこに戸建てを建てることになりました。
 当初は予定にもなかった戸建ての新築でしたが、結果的に、大満足の家づくりにつながっていくことになります。

見学された鹿児島の湧水モデルハウスを気に入られ、デザインの参考にされました。

木の香りとお気に入りの品がお出迎えしてくれる玄関。

玄関とLDKの仕切り壁の上部をなくし、彩光が確保されています。

モデルハウス見学と体感宿泊で
現実的になった家づくり

 「とにかく、音響熟成木材を使いたい、という強い思いがありました(ご主人)」。
 「音響熟成木材は、他とは比べ物にならなかったんです。唯一無二と感じていました(奥様)」。

 自然素材への強い思いを持ちながら、当初予定していたリフォームの段階から、家づくりをまかせられる会社を探されていたS様ご夫妻でしたが、なかなかこの自然素材を使ってくれるところと出会うことができず、他の素材やプランにも満足できなかったそうです。
 ふと思い返したご夫妻は、整体師さんに、サロンのリフォームを施工してもらったラムハウジングさんを紹介していただくことにされました。
 それから、とんとん拍子で家づくりが進んでいきました。

 実は、借家の家主さんにご紹介いただいた土地は草一面で、S様ご夫妻は、そこに家を建てるイメージがなかなかできなかったそうです。
 家づくりのイメージが一気に広がり、具体的になったのは、ラムハウジングさんがご案内された、鹿児島の空気がうまい家モデルハウス見学でした。
 お二人は、さつま工場内のモデルハウスに加え、湧水モデルハウスもご見学され、体感宿泊も経験されました。

 「湧水のモデルハウスを見て、これだ!と思いました。私たちが思い描いていた家がそこにあったんです。もちろん、それまでいろいろ見てまわっていたんですが、どれもピンときていなかった。それが、ここにあるじゃないか!と。それに加えて、モデルハウスに泊ったのが決定的でした。同じ家を作りたいと思いましたね(ご主人)」。
 「帰りの道中で、あれくださいって、すぐに決まりました(奥様)」。

 様々なご縁やタイミングがかさなって始まった家づくり。
 S様ご夫妻のご要望はシンプルで、3人で生活すること・建具は引戸・トイレは2つで、他は全てお任せ。
 湧水モデルハウスを参考に、土地の自然条件をいかしたプランが練られ、奥様が「任せて大正解でした」とおっしゃる住まいが生まれました。

木の香りや気持ちいい空気で居心地が良すぎるせいか、ここに来られた方は、長い時間ゆっくりおくつろぎになるそうです。

LDKは窓も大きくて開放感いっぱい。無垢・無塗装のフローリングも、木がとてもいきいきしている感じです。

「いろんな願いがかなって、
ほんとに幸せです」

 住まわれて1年が過ぎ、どちらかというと夜型だったS様ご夫妻の暮らしは、より健康的な生活リズムに変わってきているそうです。

 「モデルハウスに泊ったとき、とても気持ちよく眠れたんですが、この家でもそのときと同じなんですよ。睡眠の質がとても良くなりました。睡眠が良ければ仕事も良くなっていきますし、英気を養える空間になっていますね。前の家では、結構遅い時間に帰ったりしていたんですが、ここに住んでから、家に早く帰りたくなりました。この家で心身共に健康的です(ご主人)」。

 以前のお住まいでは、なんとなく疲れ気味だったという奥様。
 沖縄といえどもコンクリート造りの家の冬は寒く、湯たんぽなども使われていたそうで、この新居に引越した際にも、冬に備え、それまで使われていた体を温めるグッズをとっておかれたそうなのですが、この家で始めて迎えた冬は、使わずにすんだそうです。

 「私の実家は東京の一軒家なんですけど、すっごく寒かったんですよ。だから一軒家は寒いイメージで、どちらかというと集合住宅の方があったかいっていうイメージだったんです。でも、この家はぜんぜん寒くないです(奥様)」。

握り心地がいい手すりがついていて安心の階段も、奥様のお気に入りのひとつです。

階段上の「憧れだったロフト」は、ゆくゆくは瞑想部屋にされる予定です。

音響熟成木材を使ったお風呂は、一年以上経っても木がとてもきれいでした。

ほどよい固さの畳ベッドと、気持ちのいい空気と、心安らぐ木の香りが、睡眠の質を良くしてくれます。

 この家で暮らしはじめて、うれしいことがもうひとつ。
 アトピーのせいでずっと体を掻いていた愛犬のテンテンが、すっかり元気になって、気になっていた臭いも無くなりました。
 「毛が抜けたりもしていたんですけど、引っ越してきて、ケージの床も音響熟成木材の板に変えたら、良くなりました(ご主人)」。
 「テンテンは15歳で、人間でいうと75歳ぐらいなんですけど、こっちに来てからめっちゃ元気です。前の家のときとぜんぜん違います(奥様)」。

愛犬のテンテンのアトピーもよくなって、すっかり元気になりました。

このお住まいの心地よさが気に入ったのか、毎晩軒下に帰ってくるイソヒヨドリ。

もともと、あまり手を加えない自然のままのものが好きだったという奥様。
 「まさかこんなお家が手に入るとは」と、このお住まいに大変満足されていて、以前から思い描かれていた「自宅に人を呼んで、いろんな活動をする場にしたい」という願いも叶えられ、このお住まいでさまざまな交流を育まれています。

 「前の家とくらべて、呼吸もすごい楽ですし、一年を通して外との温度差があまりなくて、体がすごい楽で。寝るのも楽しいし、お風呂も楽しいし、テンテンのアトピーも治って臭いもしなくなって、一石二鳥も三鳥も。いろんな願いがかなって、ほんとに幸せです(奥様)」。

 大学教授のご主人は、レコードコレクションの整理や庭をいかした菜園づくりなど、定年後の楽しみが、この家でさらに広がっていらっしゃるそうです。
 「棚を作ったりして、レコードショップみたいに、楽しく整理できたらいいなと考えています。庭もありますので、菜園とか、何か作ったりしたいですね。その準備を少しずつやろうと思っています(ご主人)」。

奥様のパステルアートと十八番の手作りチーズケーキ。

キッチンに立つのもやる気がわいて楽しくなられたそうです。

大好きなビートルズのレコードをここで聴くのが、ご主人の至福の時間。

ご縁やタイミングに恵まれ、大満足の住まいと暮らしを実現されたS様ご夫妻。
家づくりも、物事の本質をよく見て、自分と合う人・ものと関わっていくことが大切なのだと思います。
もともと物理学を専攻されていらっしゃったご主人から、量子物理学の粒子や波動の見えない力などのお話も聞かせていただき、あらためて自然の奥深さを感じることもできました。
S様ご夫妻、ありがとうございました。

次回のSAiNでも、沖縄で空気がうまい家にお住まいの方のお話をご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!
Enjoy More Story 私たちの空気がうまい暮らし

「私たちの空気がうまい暮らし」では、空気がうまい家にお住まいの方々それぞれの暮らしをご紹介しています。S様のお話もまた別のアプローチでご紹介していますので、こちらもどうぞご覧ください。