カイケンコーポレーション

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30年以上インドアだった方の大きな変容とは?

2020.03.19

    2020年の冬は、とても暖かい冬でしたが、春の訪れは例年と同じような印象を受けます。

    魚釣りの格言に

    「鮒釣りに始まり鮒釣りに終わる」

    というものがありますが、私の知人のTさんの様子を見ていると、まさにこの言葉がピッタリだなぁと思いました。

    この格言は、釣り人ではなくても、人の行動・成長を見事に表現しているように思えるのです。

     

    Tさんは超インドア派

     

     saihou

     

    私の知人Tさんは、もともとインドア派だったそうです。

    自宅でパンを捏ね、裁縫をし、PCを触りながら子育てをするという感じの生活をしていたそうです。

    確かに、室内で楽しめることはたくさんありますから、そんな暮らしもいいなぁと思います。

    ところが、ある日、Tさんはこんな事を言われました。

    「今更なんですが、焚き火がしたいんです。」

    詳しく話を伺うと、和歌山に別荘があるそうで、せっかくだからそこで焚き火をしながら料理を楽しみたいとのことでした。

    焚き火に慣れている方なら、「枯れ枝でも集めてきて、燃やせばいいじゃない。」と思われるかもしれませんが、誰でも初めての挑戦はドキドキするものです。

     

     

    安全に焚き火を楽しむために道具の調達へ

     

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    簡易的な焚き火をする場所を作りたいということで、先日は、耐火レンガを陶芸屋さんにいただきに行ってきました。

    Tさんのご家族と一緒にたくさんの70個ほどの耐火レンガを車に積み込みました。

    Tさんの子ども達は「あと何個運ぶの?」なんて言っていましたが、どことなく楽しそうです。

    「これだけ揃ったら完璧! じゃあ、明日和歌山に行くわ。」

    なんて言われていました。

     

     

    そして和歌山からご機嫌な焚き火の写真が届きました。

     

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    海の見える別荘で、好きなようにかまどを作り、何か調理をされているようです。

    30年間インドアだったという話は本当なのでしょうか?

     

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    ふと、この写真を見ながら、

    「鮒釣りに始まり鮒釣りに終わる」

    という格言を思い出しました。

    子どもが遊びで魚釣りを始めるのは鮒(フナ)釣りから。

    そして、大人になり、海釣り・船釣り・渓流釣りなど様々な釣りを知るけれども、最終的には鮒釣りが最も奥深いことに気付く。

    この様な意味の格言です。

     

     

    Tさんは、この格言を別の形で教えてくれたように思います。

     

    誰でも赤ちゃんの時には、アリを触ってみたり、草をちぎってみたり…と自然にあるものに関心を寄せていきます。

    そして、成長と共に便利な道具で遊ぶことを覚えていきます。

    ユーチューブ・スマホゲーム・テレビゲーム…

     

    けれども、ある時、草木や動物、月の存在が味わい深いものに感じられる様になっていくものです。

    きっとTさんも炎や熱に強いレンガに感激をされたと思います。

     

    子どもの頃、全く動きも変化もしないアサガオの観察は大嫌いでした。

    けれど、今は、目がないのに上手に支柱を探すよなぁ…と関心しながらアサガオを見ることができます。

    こうして人の変化や成長を見ると

    人は蟻や葉を眺めるところから始まり、蟻や葉を眺めることに終わる。

    こんなことが言えるのかもしれません。

     

    京都府宇治市

    渋谷浩一郎