2019.07.09
知人であるアメリカの中学生が、
「日本に行きます」
と連絡をくれました。
しかも、京都市にも立ち寄るとのことで、
「ぜひ、我が家に泊まってね。」
とお願いしました。
彼にお願いしてでも、我が家に宿泊して欲しいという理由は…
楽しく遊びながら英語が上手になりそう!と思ったからです。
彼は、快く承諾をしてくれて、
英語の先生として、今夜、遊びに来てくれます。
この日の夕飯は何にするか?家族で相談したのですが、
自然と誰もが「日本らしい」というテーマを外さないのが面白いものです。
「やっぱり寿司やろ!」
「でも、海外の人は生魚を食べないと聞いたことがあるで!」
「やっぱり納豆?」
「おやつにチョコはあかんなぁ。柿の種やなぁ。」
こうした相談をするのも楽しいものです。
こんな風に「日本らしい夕飯」を考えてみましたが、
そもそも「日本らしい」という言葉も曖昧です。
それでも、不思議と、
「チョコレート」は日本らしくなくて、
「柿の種」は日本らしい感じがする上に、
誰もがこのことに納得するのです。
もちろん、外国由来なのか?日本発祥なのか?ということも、
大切な気がしますが、子ども達は、そんなことを考えずに、
直感的に「日本らしいかどうか?」を決めていたと思います。
その直感は、どこからやって来たのだろう?なんて、
ふと、考えてみるのですが、
これまで食べてきたものやライフスタイルが直感を作ったのかなぁ…
なんて、曖昧な答えの様なものを出して、
一人で納得しているのです。
そんな何でもないことに思いを馳せていますが、
環境って人の考え方や直感に大きな影響を与えるものの様な気がしてきます。
「柿の種」
ほんのり醤油の味がしてピリッと辛い。
日本人が古くから慣れ親しんできた味だから「日本らしい」のかもしれません。
それにしても、
「柿の種」を英語にすると…
「Seed of persimmon」になるのでしょうか?
説明が難しいなぁ…。
京都府宇治市
渋谷浩一郎