
私たちが音響熟成木材として使っている木材はべて宮崎県飫肥(おび)産の杉です。実は、宮崎産の杉の力は私たちも驚くほどなのです。

木材の圧縮、引っ張り、曲げなどの強度性能は、法的には国土交通省によって「基準強度」として定められています。この値は、日本農林規格(JAS)で等級別で分けて値が出されています。
![[表1] 無等級材(JASに定められていない木材)の基準強度比較](images/img_sugi02.gif)
![[表2] 機械等級区分による基準強度の比較(ベイマツ・ベイツガ対スギ)](images/img_sugi03.gif)
さらに宮崎産の杉について、検証を行いました。
表3を見てください。これは、表1に宮崎産杉の基準強度を書き入れたものです。
![[表3] 宮崎スギの基準硬度を他樹種と比較](images/img_sugi04.gif)
宮崎産飫肥杉は、昔からシロアリの被害を受けにくいことが知られています。
宮崎杉(自然乾燥材/機械乾燥材)とホワイトウッド、アカマツ素材の杭を屋外に埋め込み、2年間その動向を調べてみると(※)、アカマツ、ホワイトウッドのシロアリ食害は大きく、逆に杉の食害は低いものでした。杉の耐蟻性は、乾燥条件にかかわらず、ホワイトウッドやアカマツより高いと言えます。
※宮崎県木材利用技術センター調べ




松林内での比較試験の様子(宮崎市一ツ葉海岸にて)
シロアリ食害判定時の杭の様子(食害度評価例:W=5、A=4、L=0、H=1)
※試験:宮崎県木材利用技術センター