社長の行動

社長コラム

 東日本大震災から約五ヶ月が過ぎました。未だその爪痕は消えず、現地は悲惨な状態が続いています。瓦礫の撤去作業から移転先の街づくりの問題など、解決しなければならない難問がまだまだ山積みです。リーダーシップを執るべき行政も国と地方とでは温度差が激しく、方向性を示すべき政治も政治家の党利党略に走り、国民の不満と閉塞感は募るばかりです。


そんな中で、被災地で津波に遭った桜の木が花を咲かせ、一輪のヒマワリの花に生命が宿り、松林の中でたった一本だけ生き残った松の木など、常識では考えられない出来事がメディアを通じて伝わってきました。原発事故や円高問題など、暗雲が立ち込めた様な現在の日本社会の中で、心が癒される出来事です。
一つ一つは小さな出来事かもしれませんが、大震災で命を落とされた方々の魂が、残された我々にこれからの日本を災害に負けない国にして、二度とこの様な大惨事を起こしてはならないとのメッセージが込められている様に思えてなりません。


いつ、どこで起こるとも分からない災害。日常生活と仕事に追われていると、ついついその脅威を忘れがちになります。「喉元過ぎれば、熱さを忘れる」という諺があるように、今我々は何を成し、備えなければならないのか、もう一度しっかりと見つめ直す時がきています。新たな災害の脅威がすぐそこに迫っているかもしれません。東日本大震災の復興と同時に、突然の大災害に向けた備えも併用して行うべきだと考えます。


犠牲者の皆様の魂が宿った様な、一輪、一本の生命力が運んでくれた小さな喜び・・・。
 私にとっては大きな心のささえとなっています。

カイケンコーポレーション代表取締役 兼行住宅アドバイザー 浦上 直

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